久しぶりに自作品について語る

久しぶりってほどでもないかもしれません(；´Д`A

いやぁ昨日の休みのおかるげで次話とその次を書き終えることができました～。
……本当は勉強をしないといけないですけどねorz　何せやる気がおきん。。

まぁそれは置いておいて。


サモチェリ。
確か、去年クリスマスの短編書いたんですよねぇ。早いですねぇもう一年経ってますよ。
まぁさすがに今年はサモチェリverの短編は書けません。というか、たぶん仕事がめちゃくちゃ忙しいと思うんですよねぇ。……まぁいいわけですが。。


執筆していると、なんかサモチェリの短編を書きたくなるんです。ほとんど需要はなさそうですけど、自己満の世界で書きたくなるのです(；´∀`A　だから面白いとか面白くないは関係なく。
全然話とか考えてないんですけど、このまま書いてみましょうか。。

よし。書いてみよ。
興味ない方がほとんどかと思うので、続きの方に書きまーす。

【能ある鷹は爪を隠す】


　弓道ってのは毎日継続的な練習が不可欠なんだ。
　今じゃこんな世界に来ちまったけど、地球にいるときはそりゃ毎日道場に通ってた。
　調子が良くて的にバンバン当たる日もありゃ、弦が顔や腕ばっかりに当たって調子が悪い日もある。きっと、そう言うのを繰り返して、自分の射を見つけるもんなんだと思う。
　だが……このアラウに来てからそれがどうにもできない。
「シンイチ！　わしの話を聞くこともできんのんか！　一人黙って作業ばっかりしておって！　独り言のようにしゃべるわしの身にもなってみろ！」
　うるせぇ。
　まともに弓を引くことさえ許さないのか……このエセ妖精め……。
「……今わしの悪口を思うたじゃろ？　顔に出ておるぞ」
　また顔が引きつりそうになる。
　くそ、弓を引いている時に話かけるなって何度も言ってるだろうが。
「……しかしまぁ……そのキュウドウというのは地味だのぉ。そんなに隙があっては、そのヤを放つ前にやられてしまいそうだがのぉ」
　ふん。悪いが俺は何度か、魔物を倒してんだよ。
　……おっといけね、集中集中……。
「ふわあああ……。眠いのぉ。変に温かいと眠くなってくるわい……あぁここに美女が一人か二人おればのぉ……膝枕でぐっすり寝れるんじゃがのぉ……。おるのは、冷たい男一人だからのぉ……」
　木の真ん中。的代わりに葉を貼ってある。
　会の状態に入る。狙いを定め、右手のかけの指をじっくり、じっくりと緩めて行く。
「あぁ姫に会いたいのぉ～。わしも姫とおる時は、よく実戦形式で魔術の訓練をしたものわい。そういえば、姫もその時は黙ったまま、わしの話を聞いてくれんかったの……。わしの武勇伝を話しかけても、うんともすんとも言わんかったわい」
　よし今だ。
　右手のかけを勢いよく離し、弦に負けないよう離す。
「……おぉ見事じゃ。命中しておる」
「……よし」
　葉のど真ん中に矢が突き刺さった。まぁ真ん中じゃなくても良いんだがな……たまたま当たっただけか。
「シンイチも聞くか？　わしの武勇伝」
「……」
「なんじゃその顔は」
「お前……その前マスターとの訓練ってやつ。お前が全部負けたろ」
「な、何でわかるんじゃ？」
「地球じゃあな便利な言葉があるんだよ」
「なんじゃそりゃ」
「『能ある鷹は爪を隠す』ってな。そういうことだよ」
　まぁ言っても意味はわかんねぇだろうがな。ま、別にいいだろ。
　これ以上話相手になってると弓が引けなくなっちまう。
「……のうあるたかはつめをかくす？」
　考えろ考えろ。その静かーな時に、俺はじっくりと弓を引かせてもらう。
「爪を隠そうと隠すまいと脳はあると思うんじゃが。何を言っておるんじゃ？」
　……。
　反応したら負けだ、俺。




おわり。





……なんだこれぇ(；´Д`A
なんとなく普段の真一の弓の練習を風景を書きたかったのに……！　きっとアラウではことわざなんてありません。
ヨウがわかないのは無理もない。